創業1974年のレストランの椅子2脚の修理は張り替えとガタツキ直し。

ガタツキは前足部の接合部の緩み。緩みによって劣化が進み、割れが生じていたので、支持材を追加して補強。割れていた座面の交換の際、脚の木組みに対して隙間を無くし、緩みを増長しないようにしている。

座り心地を良くしたいので、中身のクッションを厚くしたいところだが、元々の座高が高く、それが出来ないので、工夫をして座り心地を改善している。

修理は元の形に直す事がスタンダードだが、不特定多数の人が使うという事と、使い易さを考えて、紐上の飾りは排除、生地は裏側まで回し、掴み易く椅子を引き易い様に変えた。

木部の破損は味わいを残しつつ、最小限の修復をしている。
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